建設業を全く知らない。
でも、土建屋の世界に飛び込んで将来公務員も見据えたい…
セコカンって具体的になにやってるんだろうか?
中小企業の土建屋は、本当にブラックなんだろうか?
密かに転職を前提にしても、最低5年程度は勤める必要がある
耐えきれるか?
私は、中小の土建屋で施工管理を10年近くやってきました。社員は30名弱ほどでしたので、零細企業と言ったほうがいいかも知れません
そこの実体験を元に、学生さんにもわかりやすく説明したいと思っております
建設業の仕事は大きく2つ
大きく仕事を分けると営業職と技術職になります
営業職は今回のメインテーマではないので、多くは語りませんが
みなさんが想像する営業とは大分違うかも?です
電話でジャリの駐車場の舗装工事を勧めたり、外壁のひび割れを見つけてはピンポンを押す
このような、とんでもないカン違いをされている人が多く、大変驚きました
一応言っておきますが、そんなことは、公共工事をメインとする土建屋の営業は一切やりません
もちろん、駐車場の整備も、外壁の工事も仕事をいただければ、喜んで受注させていただきます。
営業職
公共工事を主に受注する土建屋営業職は、公共工事の入札、それらに付随する業務
特に調整がメイン業務です。接待等も多く、定時ってわけにはいきませんが
お酒好きならいいかも知れませんね。自社で受注、落札できた時の達成感はあるみたいです
参考までに
技術職
ここからが本題、零細土建屋の施工管理職です
苦労して営業が受注・落札した土木工事を、仕上げるのが施工管理の仕事です
ここでも誤解されている方がいますので先に訂正しておきます。
スコップを持って穴を掘ったり、重機に乗って作業をするのが大変では?
例え零細企業の施工管理であっても、こういった作業は原則しません。実際、私自身もも重機の免許はありません。
工事着工前の主な業務は
- 設計書・図面等のチェック(本来は入札前ですが、現実は落札後がほとんどでしょう)
- 使用する資材、誘導員、重機等の準備
- 下請けの確認
資料を確認して、工事の全体像を把握します
使用する資材は、製品から誘導員、重機まですべて協力会社の担当者に直接声をかけ、見積もりをもらいます。(ゼネコン系の現場担当はこういうことはやらないようです、専門の部署があります)
工事の種類毎に、作業をお願いする会社にも声をかけます。(これが下請け会社になります)
ここで、大体の経費の予想がたちます。ここでセコカンブラック化その1
必ず利益を出さなくてはならない
なかなか満額受注も難しい昨今です。営業は利益を削って受注・落札してきます。こうなると下請けにも泣いてもらう事もあるでしょう
こういう交渉は会社の営業部や上司が行います。零細企業は、現場担当者が行うこともあります。交渉事は大変な仕事です
また、現場が遠方の場合は、現場近くに仮設の事務所を作ります。プレハブ小屋です
冷暖房ネット回線、冷蔵庫、電子レンジにソファなんでも注文できます。経費はかかりますが
このプレハブの事務所が現場が竣工するまでの勤務地です
私はこのプレハブが好きでした。性に合いましたね。まず、会社に行かなくていい。これが最高ですね
ただ、状況によってブラック化します。セコカンのブラック化その2
ペアとの相性現場は他の社員と複数人でやったりしますので、メンバーとの性格が合わないときついかもしれません
特に初めのうちは、先輩の下につくと思いますので相性の悪いの先輩とだと大変です。
まとめ
ここまでが、ざっくりの準備編です。準備の段階で2つのブラック化要素が出てしまいました。残念です
ただ、いずれも人間関係の悩みです。気にしないな方は問題ないでしょう!!
他にも現地と図面の照査や測量等の実務を何日も実施します。
ちょっと長くなるので、準備編で終わりにします。
続きはまた今度、また見に来てください。
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