今の仕事不安定。給料も賞与も平均以下。
将来に漠然とした不安がある。
コロナを言い訳にして、会社も昇給に消極的
投資の時代といっても、そもそも貯金もできない。
まあまあの給料に、しっかりとした福利厚生と休日
公務員なんて仕事は、私には無理なのか。。。
30歳代なら、十分可能です。
最近は情勢が不安定なこともあり、安定している公務員になるべく新卒から就職浪人する人も多いようです。目標を持って活動することは基本的に賛成ですが、先の保証がなさすぎます。個人的には就職浪人は反対のスタンスです。とりあえず就職しましょう。
チョットでも気になったら読んでみてください。
建設業界に転職(就職)する理由
結論から言いいます。将来公務員を見据えるなら、就職先は建設業界です。
3年〜5年後に公務員に転職することが目標です。
youtubeや、サイトではインフルエンサーが建設業界のブラックっぷりを暴露しています。
しかし、あまりあてになりません。業界そのものがブラックっというより、その会社がブラックな事がほとんどです。
どんな業界にもブラック企業は存在します。まずは実行あるのみ。一歩踏み出してみましょう。
この超ブラックと言われる建設業界、なぜ経由する必要があるのか
大枠としての建設業界の位置
- 給料は平均以上
- 人手不足で売り手市場
皆さんは就活にあたり、参考にした書籍はありますでしょうか?
自分のスペックや、適正、性格の自己評価は意外にあてになりません。
新卒組も転職組も、マッサラな気持ちで、『会社四季報2024業界地図』を見てください。
多くの業界の今が掲載されています。特に見てほしいページは、業界別平均年収(40歳)ランキングです。
最下位の「介護業界」から最上位の「商社」まで約70に及ぶ業界の年収、全業界の平均年収が掲載されています。
平均年収は621万円(40歳)だそうです。商社の年収が突き抜けている(1500万円以上)ので、中央値はもっと低そうです。
特に好みの業界等がないなら平均年収以上の業界に注目するのが当然おすすめです。
もらえる給料をチェック
肝心のオススメする建設業界の年収基準ですが、トップ20位くらいでしょうか、平均以上の年収はもらえる業界とされています。
将来、公務員に転職する予定とは言っても、絶対の保証はありません。平均以上の給料は絶対必要です。
売り手市場かチェック
建設業界は、人手不足です。あらゆる業界が人口減少で、そのような状態ですが
特に建設業は熟練の職人も高齢化していて、仕事はあるのに技術者不足で仕事が受注ができない状態が、今後更に悪化していくようです
間違いなく売り手市場と言えそうです。
転職にしても、採用は経験者が優遇されるかも知れませんが、30代でもやる気のアピールさえすれば大きな問題にはなりません
建設業界は範囲が広い
建設業なら、なんでもいいわけではありません。範囲が膨大すぎます
まず建設業界は、土木、建築に二分されます。
他にも電力系、鉄道系、運搬系、プラント系…プラント系でも、アスファルト、コンクリート…と
もう言い出したらキリがないくらいに多岐に渡っているのが建設業界です
十把一絡げで建設業界はあーだこーだ!なんてとても言えませんし、すべてのジャンルをしっかり把握している人はいません
そのくらい裾野が広い、そして深いそれが建設業界です
建設業界のどのジャンルを選択するのか
無数とも言える建設業界の職種ですが、どのジャンルでもいいわけではありません
結論から言うと中小企業で土木の施工管理です
え?セコカン?典型的ブラックじゃないか!!といわれそうですが、もうちょっと待ってください。最終的に公務員を目指すにはこれが近道です
建設業界の花形は、建築と言われています。同感です。一級建築士、聞いただけで憧れます。
建築は学問とし芸術的な要素を含んでいます。一部の芸術大学にも建築学科がありますし、工業高校でも土木学科よりも建築学科のほうが人気で、偏差値も高い場合がほとんどです
ただ公務員を見据えた場合は不要です。では、なぜ土木の施工管理なのか?
土木と建築の違いは?
- 発注者が違う
- 公務員への転職のしやすさが違う
土木と建築の違いを再確認しましょう。
皆さんは、土木工事と建築工事と聞いてそれぞれどんな建造物を想像しますか?
土木工事
- ダム
- 橋
- 高速道路
- 上下水道
- 道路
建築工事
- タワー
- オフィスビル
- マンション
- 一般住宅
こんな感じでしょうか?土木は横に大きい、見渡す。建築は縦に高い、見上げる。みたいなイメージでしょうか??
正解です。でもポイントはそこではありません。
土木工事は双方がビジネス
重要なのはクライアントの違いです。簡単に言えば発注者です。
建築工事はほとんどが民間発注なのに対し、土木工事はほとんどが公的機関が発注します
別にどっちでも同じでは?って思うかも知れませんが、全く違います。
例えば、建築の一般住宅は一生に一度の大きな買い物です。オーナーも多額のローンを組んで購入するわけですから、しっかり気持ちも入っています
当然それに答えなくてはならないでしょう
しかし、工事を受注した建設会社にとっては、年間何十棟と建てるうちの一棟ですから、なかなかの温度差がありそうです。
一方、土木工事はどうでしょうか?
私のオススメする転職先は、土木の中小企業ですから、ダムや橋梁工事は元請けとして受注することはないでしょう
殆どが市道や身近な生活道路の補修、ライフラインの維持、更新等の公共工事だと思います
クライアントは役所の担当者、お互い仕事でやってる関係です。非常にビジネスライクといえます。断然気が楽です
この発注者側の担当者(公務員)との接点が将来の公務員試験での面接ネタに必ずなります。
土木の職員は公務員で需要がある
はじめに言いましたが、あらゆる職場は転職前提で勤めるべきだと考えています
そのほうが毎日が真剣に取り組めます。そういった点でも建設業は裾野が広くて潰しが効きます
その一つが公務員の技術職員採用(民間経験者枠)だと思います。地方公務員における、技術系民間経験者の採用枠は土木部門が最多です
建築、電気も枠がないこともないですが、土木が圧倒しているはずです。これは公共事業の殆どが土木工事だという事でしょう。
ほとんどの自治体で『一級土木施工管理技士』の資格所持が受験資格条件となっています。
しっかり学べば取れない資格ではありません。
私もこの制度で、2度公務員になりました
あとは資格をどれだけ最短で取得できるか、これだけです。チャレンジしてみてください。
まとめ
将来公務員を密かに目指している方には、オススメの入り方です。高卒も大卒も関係ありません
40歳前後まで受験が可能な自治体が多いようです。同期にも高卒42歳の土建屋上がりがいました
東日本大震災から10年が経ち、土木の民間経験者採用も落ち着いてきた印象ですが、日本は地震、災害大国です
また採用が盛り上がってくるタイミングが数年で来ると考えています。今から行動しましょう
一般事務職員での入庁を諦められないなら、建設会社で働きながら受験し続けるのもいいと思います。
今から未来の公務員目指して一歩踏み出そう!!
また、見に来てください
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