将来、何のために働くんですか?
やっぱりお金ですよね。
民間も公務員も、朝から夕方まで拘束されるのに
公務員は楽と言われるのはなぜか
組織の持つお金に対する考え方をピックアップして
予算が全くわからない人に簡単に説明します
お金をどう考える
民間企業の場合
中小企業のセコカン時代は、自分の現場の収支報告は毎月やってました。
最初がこういう会社だったので、こんなものか。と当然思っています今思えば、シビアなほうだったのかも。
- お金は稼ぐもの
- 作り出すもの
- ライバルから勝ち取るもの
自分がもらう毎月の給料は、自分の現場から捻出する方式です
公共工事は落札した金額は決まっています
ダラダラ現場をやっていては自分の給料分が毎月経費となり、現場の収支に悪影響が出ます
赤字になってしまいます
自分の給料を捻出するために、現場を工夫し、下請け交渉したりして、早期完成を目指していきます
こうやって会社の為に働いた分を毎月もらうわけです
努力して、浮かせた分を貰っているような表現が近いかもしれません
もちろん会社にも利益を残さなければなりません。こういう考え方が徹底されている感じです
当時こういうやり方が嫌だとも、良いとも思っていませんでした
チョット赤字になってしまう現場も当然あります。それで給料がもらえないことはありません
ただ経費の使い方、現場の進め方等で反省しなければならないことも多々あります
労働をして会社から賃金をもらう以上、何かをしなければならないのは、当たり前だと思っていましたし
どこも大体一緒だと思っていました
民間企業はお金は稼ぐもの。って感じです。1年間で会社はいくら稼げるかわからない
やった分だけ稼げる。やってみないとわからない。これが民間企業でしょう
ノウハウが分かれば独立する人も結構いました。失敗して会社員に戻る人もいまいした
公務員の場合
公務員のお金は全く違います。逆と言ってもいいでしょう
いきなりお金がもらえます。
- 申請すればお金がもらえる(予算)
- ライバルは居ない
うちの部署はこれだけの職員がいるんだから、1年間で給料がをこれだけ必要だ!!確保しよう。
今年は、〇〇事業を予定しているから、これだけの予算が必要だ(予算の根拠は民間企業からの見積等)
公用車は毎年何千キロ走るから、ガソリン代は例年通りで、必要だ
みたいな感じで、ボールペン1本から云億円の公共事業まですべて
1年間でかかるお金の合計を算出して、先に貰います。コレが予算です
市民から徴収した税金を各部署で、山分けみたいな感じです
こうやってお金を先に確保するわけです。もちろん、予算が高すぎて認められない事業もあります
しかし、給料の予算がつかないことはありません
こうやって、先立つものをガッチリ確保してから新年度がスタートです
すでに確保してあるお金を1年かけて少しずつ消費していきます
この方式は精神的には楽です。もうすでに、1年間の給料は確保されています。
悪いことをしなければ、必ずもらえます
逆にめちゃめちゃ有益な事をやっても、給料は上がりません。(すでに予算は決まっていますから)
まとめ
結局、公務員と民間企業のお金の感覚で、1番の違いは
職員一人ひとりが収支感覚の有無でしょうか
公務員には、頑張らないと赤字になるって感覚はありません。給料はキッチリ決まっています。ライバル企業もいません
公務員が良いとか悪いわけではなく、構造上の特性です
公務員は予算でお金を貰ったからには、使わなくてはならない!!
ってことで12月から3月にかけて公共工事が増えます。工事受注した建設会社も、公共事業を生業にしています。
巡り巡って豊かになればいいんじゃないですかね?
私は民間も公務員も性に合いませんでした。それぞれ2箇所づつ経験したんですがね。
雇われの雇用体系が無理だったんですね。結局自営に落ち着いています。
はっきり言わせてもらうと個人事業が1番楽です(笑
民間と公務員の特性はまだまだ違いがありますのでまた今度
さようなら
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