皆さんこんにちは。
ぶっちゃけ、今の展覧会ってもうすぐ終わりそうな気がしませんか?
終わらない未来が見えないとうか。
だって、インスタ等のSNSでいくらでも世界中に発信できるじゃないですか?しかもそれらは無料じゃないですか?
しかし現在、指導者とその取り巻きが必死に支えていますね。
なんとも中途半端な展覧会を改善し、若年層にも気軽に出品できるような展覧会の開催を目指すのか。
いっその事大改革で刷新し、全く違う形態となるのか

今の展覧会ってどうですか?

今回のテーマとなる芸術は、壁面芸術全般です。日本画・洋画・書といったものです(平面的に表現する作品)
集客力がない
出品者側として展覧会に行くこともあるんですが、平日なんて本当にガラッッガラ。来場者よりも店番やってるスタッフの方が多い。。。
出品者の多くは、指導者(いわゆる先生みたいな人)についている思うんですが、指導者って作品の展示とか発表方法に疎い人多くないですか?
疎いというか、無頓着?これしか無いって思い込んでるのかな?
今までの展示方法を踏襲しているだけで、いつもの会場のいつもの場所、毎年この季節に展示する
指導者とはいっても、一般的にはなんの知名度もない人間に集客力など望めるわけもありません
認知度底辺の私達が会場でやる展覧会の集客方法なんて、何も思いつきません。
だから「多くの人に声をかけて来場者を増やしましょー」みたいな事をまだやってるんですよね。
会期が短い
そもそも展覧会に出品する意味ってなんだ思いますか?
- 多くの人に自分の作品を見てもらう
私はこれが全てだと思うんですよね。高いお金払ってますからね。
残念ながら、展覧会の開催期間はドンドン短くなっています。かつては2周間近くあった会期も、気がつけば4日間くらいにまで短縮されてしまった展覧会もあります。
土日が絡む会期ならまだ良いほうです。平日はお仕事の人もいいでしょうから勤め人が観覧するのは大変です
共働きが当たり前の時代に突入していますから、仕事帰りに立ち寄れる時間帯にも開催している等の施策もいいかもしれませんよね
そもそも誰も見ていない
これは、元も子もない話なんですが
仲間と一緒に展覧会に行くことも多いと思いますが、一人で行ってみてください。そして、時間の許す限り自分の作品の近くで観覧者の観察をする
殆どの人が素通りです。公募展等で自分のの作品をじっくりと見てる、そんな人は極めて稀です。
一人も居ないとはいいませんが、ほぼ居ないと言っていいでしょう。
多くの作品が一同に介して、なんとなく盛り上がってるような気がする?これが現状です
展覧会もインスタみたいに「いいね♡」みたいな投票システムがあれば、張り合いが出ていいかもしれません
写真写りが悪い
最近の展覧会は撮影オッケー&SNSに投稿オッケーが非常に多くなりました
これらの是非は置いといて
色々な作品を見ていると、あっ!この作品いいなーって思うことあるじゃないですか?
写真撮影もオッケーだからスマホでパシャっとやる。家に帰って画像を確認すると
照明が映り込んでいて作品の雰囲気がちょっと変になっちゃう。こういうのアルアルなんですよね
照明の映り込みを防ぐためには、カメラ小僧ばりに極端に下からあおって撮影する。などの気遣いが必要です
でも作品ってそういう見方をするように制作されていませんからね。
なんだか微妙なんですよね。
額装すると作品がアクリルに覆われちゃうこともあるので
現地特典として額装前に撮影もしくはスキャンしたデータのダウンロードサービスとかあったらいいですよね?作品横のQRコード〜みたいな感じで
SNSでイイじゃんの抵抗勢力
こういった意見は数年前から散見されるようになり、ネットで調べると色々な主張が繰り広げられています。
現在の展覧会のスタイルが未来永劫に継続できるのかは不明ですが、ちょっと紹介します
SNS反対の意見その1
展覧会は空間も含めての展示であり、SNSで作品を出すだけでは作品の良さは伝わらない〜的な意見
これは特に多い意見です。
この意見って実はそのとおりで、私も同感です
素敵な場所に飾られた作品って、より一層際立つんですよね。
ただ、こういう事を言える人は個展を開催できるレベルの人だと思います。
地方の展覧会で使用される施設は、老朽化した施設も多く空間や余白どころか、ギリッギリまで詰めて展示されることも非常に多いです。
日展でさえ空間や照明を意識してそれぞれの作品の見え方を。。。なんてやっていません
照明が映り込んで見えない事もあります
極端に言えば、吊るしておけばいいんだろくらいなイメージです。そうでもしないとあの量は展示できません
反対勢力の意見その2
見るだけじゃない体験もしてもらいたいんだ〜みたいな意見
体験そりゃそうですよね。見るだけだったらsnsでイイじゃんってなる。もう体験しかない。
SNSでは作品のサイズや筆の跡の立体感等は現地ならではです。これはSNSでは飛び越えることは難しいかもしれませんね
ただ、そこをあまり主張しすぎると、物販の主力である図録の否定になりかねないので注意が必要です
ただ総じて、壁面芸術って体験が弱いんですよね。視覚オンリー、触れるアート作品では無いので
まとめ
令和のこの時代に、インスタ等のSNSでの作品発表さえ懐疑的な人も多いのでまだまだ改善の余地はありそう
いい案があったら教えてくださいね!
ではまたー
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